子どもが夢中になる遊びやおもちゃって色々ありますが・・・。
ここまで子どもがじっくり遊びこむおもちゃってなかなかないじゃないかと思うのが、
汽車遊びです。
ただ汽車を走らせるだけの遊びと思うなかれ！
ここには奧の深ぁ～い遊びの本質が隠れているんです！！
子どもが遊んでいる時、楽しいから！や好きだから！はもちろんのことながら、実は色んな
“遊びたい理由”のようなものがあると思うです。
例えば赤ちゃんが何でも口に入れて舐めたりガジガジ噛むのは、まだ手や指先よりも口の中の感覚の方が敏感であったり、歯が生えようとしてきている頃はムズがゆいからです。
他にも・・・。
１才前後の子どもがよく手にしているものを叩きつけたりするのが好きなのは、ようやく
ひじ・手首が自分の意志と連動し上手く動かせるようになるからそうしたくなる。
遊びの中にはその子なりの、小さくとも着実な発達が垣間見えるんです。
汽車遊びもそう。
本物の乗り物や電車好きの子はやっぱりこの汽車遊びが好きですが、
汽車を動かし走らせる様子を見ていると・・・。
汽車を運転する運転手になりきり、自分の思い通りに、自分のスピードで、
自分の行きたい道を、自分の好きな乗客を乗せ、自分の行きたい駅へ走らせるのです。
思いのままに動かす、自分の思い通りに何でもできるって嬉しいだけでなく、さらには安心・自信に繋がっていくんだなと側で見ていて感じます。
２才を過ぎてくると、身体能力的に様々な事ができるようになってきます。
今まではできなかった事ができるようになることで自信を持ち、
『何でもひとりでできるもん！』と。
でも実際は・・・思い通りにいかない・・・なんでぇ～？？？！！！と挫折することもたくさん。
ヤダヤダ・ギャーギャー・ひょえ～な事だらけですよね・・・（苦笑）
そんな時に“これは絶対できる！全て思いのままぁ～!!”な汽車遊びのようなものが自信をとり戻してくれるんだと思います。
高さ数センチの汽車と同じ目線になるよう寝転がって、大人も顔負けな表情で遊ぶのめり込みようは…ただただあっぱれです!
子どもの小さくて大きい心に寄り添い盛り上げてくれるこの遊びは男の子だけでなく女の子にも♪
2才前から遊んでほしいな～とおもちゃ屋店員は独り言つ。
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